5月14日 緊急事態宣言解除
藤が奇麗な季節も終わり、沖縄は、早くも梅雨に入ってしまいました。
多くの方に見てほしかったなあ、藤の花を。
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最近では、早くも紫陽花が花屋の店頭を飾っています。
【砂ずりの藤】春日大社で最も有名な藤の木は樹齢800年の圧倒的存在
砂ずりの藤」は、奈良を代表する観光スポットである春日大社の本殿を取り囲む「回廊」上に建つ「慶賀門」前に咲き誇る「藤」の古木です。
「藤原氏」の神として知られる春日大社はその「藤」にちなむ形で神社の神紋にも「藤の紋様」を使用するなど、「藤」づくしの神社として知られており、境内地・春日山一帯には野生のものも含め、大量の藤を随所で確認することができます。
とりわけたくさんの藤を楽しんで頂ける場所としては、入園料が必要な「春日大社萬葉植物園」がありますが、この「砂ずりの藤」は特に料金などを払うことなく楽しんで頂ける代表的な藤の古木となっており、5月上旬ころには一面にその花びらを輝かせます。
砂ずりの藤を取り巻く歴史は大変古く、鎌倉時代後期に描かれた絵巻物である『春日権現記』にもその存在が記されるなど、その樹齢は800年程度とみられており、「藤」にゆかりがある神社として大切に管理されてきた歴史が伺えます。